Maestraudio MAPRO1000をレビュー

今回は日本製イヤホンMAPRO1000をレビュー。
装着感・軽さ・音質・音場・定位感・デザインどれを取っても良い

Maestraudio MAPRO1000

¥12800

目次

はじめに

ゲーミングオーディオにお困りの皆さんおはようございます。
今回は、音場が広く・定位感が良く・装着感の良い、モニターっぽい音のイヤホンをご紹介していきましょう。
このイヤホンは個人的にはFinal VR3000の上位互換とふんでいて、広い音場に刺さらない高音域、フラット寄りの音質で、2ドライバー構成ならではの分離感のあるサウンドに仕上がっていると思います。
エイジングは10時間ほどやってます。

エイジングとは
イヤホンにノイズ音を鳴らすことで、イヤホンの粗が取れて音質を整えられる。

動画でReviewを見る

概要

同梱物

イヤホン本体

3.5㎜ケーブル

イヤーピース
フォームタイプ 3サイズ
シリコンタイプ 4サイズ

キャリングポーチ

デザイン

イヤホンは3色展開。

Shower Blue

Garal Blue

Boost Red

中が透ける仕様GOOD。

3.5㎜ケーブルはちょっと安い感じが目立つ。

結構薄くて小さい

スペック

構成
10㎜径グラフェンコートダイナミックドライバー × 5.8㎜径RST

参考:アユート

スペック表

参考:アユート

音場と定位感

まずはFPS向きかどうかを確認するためにコチラをご覧いただきたいです。使用して1週間後くらいのクリップ。

CODWZの足音がわかりやすいのもありますが、敵の足音を視線で追えているのが分かるかと思います。
テント入り口にエイムを置いとけば良いシーンですが、今回は足音を追うことに重点を置いてゲームクリップを撮りに行ってます。自分自身も最後の敵はテント内のおよその位置まで把握できています。もちろんWHなんて使っていません。

MaestraudioはDIVE INTO MUSICというスローガンを掲げ、【快適なフィッティングと広いサウンドステージで、音楽やゲーム、映画、VR空間などあらゆるコンテンツで没入感を高めるイマーシブサウンドモニター】というコンセプトでイヤホンを作成しています。
ですので全体的に、[音場の広い・ASMRやライブ感の強いイヤホン]を出す傾向にあります。
正直個人的には、その名に恥じない音場の広さと、定位感を非常に良く感じていて、他のモニター/リスニングイヤホンと比べても広い音場です。

ただこの広すぎる音場は[音楽]を楽しむには、人に寄っては不慣れで、バラバラな音・楽しめない等の意見は出るかと思います。私は3.5㎜ケーブルで聴く分には、ロック系の楽器ごとのサウンドや現代musicの乱立した音が楽しめたので、曲を構成する物への没入感も楽しめました。
後は、広すぎると前後の定位感がわかりにくい、的な意見もネットでは上げている方がいました。自分はそれを感じたことはないですが、広すぎサウンドが苦手な人は注意しましょう。

4.4㎜接続

このイヤホンはリケーブルができますが、4.4㎜に変えると更なる音場とモニターサウンドを感じます。
ケーブルにもよりますが、より音がクッキリとハリが出るので、ゲームやASMRを楽しむには4.4㎜の方がおすすめです。しかし個人的には、4.4㎜だとコーラスのような細かい部分まで感じれたため、曲を聴く事も考えるならば、3.5㎜の方が良いんじゃないかと思っています。
FPSには4.4㎜って感じです。[4.4㎜ケーブルを使う場合には対応のDAC等が必要です]

Final VR3000との比較

以前VR3000をレビューさせて頂きましたが、あちらを個人的な感想で話すと
【価格の割に音質が少し良い・低域がドゥォン・サラウンドの様な音の方向に重点を置いた音作り】に感じました。
VR3000は低域の残響感に、高域が少し圧されて高音が弱まっていた印象でした。
[少しディスってますが、あの価格帯のイヤホンではかなり悪くない出来です。]
又、上下の定位感に関してはVR3000の方が少しだけわかりやすいです。

MAPRO1000は、VR3000と同等並の音場の広さながら、もう少し音が跳ね返らず、外に抜けていく感触があります。
高域の1部に僅かな残響感を感じますが、VR3000よりも【籠っている感】はかなり少ないと感じました。
最初にも言いましたが、VR3000の上位互換だと私はふんでいます。

音質と音の傾向

音質

音質は非常に良く、同価格帯の有名イヤホンと比べてもかなり高い音質だと感じています。
Acoustune RSONE>qdc superior>MAPRO1000>ie100pro>SE215
音質だけ比較したらこんなところでしょうか。音質はショウジキ左2つが化け物って感じですね。

MAPROは音質は高いですが、帯域によっては若干のサラウンド感みたいなものを感じやすいので、このへんのランク付けにしてあります。

音の傾向

音の傾向は、リスニングイヤホンですが、中々にフラットで1音1音がクリアです。モニターライクなリスニングイヤホンってやつです。ただクール系でもないのでパキパキではないです。
2ドライバー構成で、ツイーターがあるぶん高域が刺さりやすいかと思いましたが、その辺もうまく調整されていると思います。

低域

4.2/5.0

中域

4.3/5.0

高域

4.32/5.0

自分の耳ではこんな感じの印象です。

高域はツイーター搭載もあってか、低~高の中でも分離感がそこそこ高いと感じていて、量感は多くないけど中高域が程良く主張してくる感じがあります。この分離感の良さで高域を4.32と0.02高く書きました。
サウンドステージが広いのもあってか、中域と低域にも分離感を感じやすく、1音1音をハッキリ聴きたい人にはかなり好みのサウンドに感じると思います。
中域は、高域の分離感があってかボーカルが程良く聴こえやすいです。ただ決して誇張されず近くも遠くもない、クリアなサウンドになっています。
低域は僅かに主張が少なく、すごい下からローが出てる訳ではないですが、しっかりと下から支えてくれる芯のあるサウンドだと思います。

艶感やローの効いたサウンドではないため味が薄めかと思いきや、実直なありのままを聴かせつつも分離感の良さから1楽器・1人の音を聴きやすいユニークな音かなと思いました。

装着感

参考:アユート

このイヤホンはかなり小さめ・軽め・収まりも良い形で、長時間付けていても痛くなりにくいです。
自分は頭デカいので参考にならないかもですが、女性の耳でも収まるサイズ感です。

まとめ

オススメする人

・フラットでバランスの良い音好き
・ASMRやゲーム向きの広大サウンドが欲しい人
・1万円前後の価格でイヤホンを探している人
・現代的なミュージックを好む人
・VR3000の上位互換が欲しい人

フラット感のある、空間を楽しみたい人は是非!

Maestraudio MAPRO1000

¥12800

おまけ【自分が使用してるセット】

Nicehck BlackCat 4.4㎜ MMCX

¥2700

・重量が重たいので重量の軽いMAPROとの相性は合わないが、音質をクリアにしつつも低域を少し盛ってくれる。

AZLA SednaEarfit ORIGIN Standard

¥1500

・柔らかいシリコン素材で音を劣化させない形状がso good。
・音場は変わらないが、前後間の定位が[近・遠]を個人的に分かり易くなるのでお勧めできる。
・案件で貰った物だが気に入り過ぎて死ぬほど愛用してる
・しかし、奥行き/長さがフォームタイプくらいあり、他のイヤピよりも耳奥にグッと入る形状なので、圧迫感が出てMAPROの軽い付け心地が少し損なわれる
・購入する場合はいつもより1サイズ小さい物を買うのがオススメ。(普段M→MSを選ぶ)
△同じAZLAのMAX ASMRは上下の定位感が更に良くなったが、音楽を聴くとき音が散り散りになる感じがするので、本当にASMRやゲームだけをするイヤホンになってしまうので注意

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