磁気スイッチ用ショートストロークスペーサーをレビュー|HID-Labs

Hid-Labsから登場したラピトリキーボード改造アイテムをご紹介します。

目次

はじめに

流行の磁気キーボードですが、ゲーム=シルバー軸[ストローク3.0~3.5㎜]の様な風潮が出来ていたにも関わらず、磁気スイッチのストローク[押し込みの深さ]は、ほぼ全て4.0㎜前後でした。

そんな中で、磁気スイッチをロープロファイルにできる便利アイテムがHid-Labsさんから登場しました。

Hid-labs…海外デバイス[EsportsTiger・LAMZU・Vancer]などの日本正規代理店
を務めるデバイスカスタムショップ。

ショートストロークスペーサーとは?

ラピッドトリガーキーボードの特定の個体に使用が可能なアイテムで
スイッチに組み込むことで安価で簡単に、ショートストローク化させる事ができるアイテムになります。

注意:対応しているスイッチ使用不可な物があります。
磁石との間に挟むので、精度が落ちる可能性があります。

対応可能キーボード一覧

使用可能キーボード

  • wooting60HE/twoHE/two Lekker edi…
  • Varmilo Victry
  • Corsair K70 MAX RGB
  • VXE ATK68 [Gateron2.0版]

使用可能スイッチ
・Lekker L45/L60
・Varmilo×Gateron
・Gateron系
-orange1.0/white
-JADE(翡翠)[分解して入れる必要有り]
・Corsair MGX
・Geonworks Rapter HE switch

使用不可キーボード

  • Steelseries APEX PRO
  • ElecomGaming VK600A
  • VXE ATK68 [RAESHA]
  • Endgame Gear KB65HE
  • Higround Performance Base 65
  • Meletrix Boog75
  • Keychron Q1 HE
  • Arbiter Studio Polar 65
  • Yuki Aim Polar 65 Katana Edition
  • Akko 7th Aniversary MOD 007 PC
  • KEYDOUS NJ98-CP

※参考:Hid-Labs公式販売ページ

取り付け方

取付は非常に簡単です。

スイッチプラ―でスイッチを外す

スペーサーを穴に埋め

スイッチを戻す

以上です

JADEのみスイッチを外した際に、
中を開ける必要があります。

ここに埋めてスイッチを戻し完成

打鍵音・打鍵感

素材POM
サイズ1.0㎜/1.5㎜/2.0㎜/2.5㎜/3.0㎜
微調整用サイズ0.13㎜/0.2㎜/0.25㎜/0.3㎜/0.33㎜/0.4㎜
※POM:ポリアセタール樹脂のため、摺動性および耐摩耗性に優れます by Hid-labs

HID-Labsでのテスト結果

HID-LabsのテストではWooting 60HEにて、3mm+0.13mmのスペーサーで使用可能。
3mm+0.25mmスペーサーでは認識するスイッチと認識できないスイッチが生じました。
※ユニットやセンサーの個体差などで違う結果となる場合がございます。上記テスト結果は保証いたしません。

今まで磁気スイッチは、スイッチに底が無く打鍵感・打鍵音が微妙でしたが、スペーサー追加により当たる感触が心地よく、程良い打鍵感&打鍵音が生まれます。

又、打鍵音に関してはJADE[翡翠]に似たカツンッという音が良く、音自体は少し大きくなりますが、今までの打鍵音よりかは遙かに良いです。

使用感(JADE[翡翠]以外はほぼ全てのストロークが、4.0㎜)
-1.0㎜:銀軸くらいの程よい打鍵感とストロークを残したい人向け
-1.5㎜:一般的なG913の様なlowprofileキーボードの打鍵感が欲しい人向き
-2.0㎜:ZENAIMと近しいストローク距離が欲しい人向き。ギリギリ打鍵感を味わえるライン
-2.5㎜:打鍵感をほぼ無視して、lowprofileをとことん追い求めたい人向き。ほぼGamingノートPC
-3.0㎜:ほぼMAC bookと同じ打鍵感。ほぼまな板。

ショートストロークがFPSで有用な理由

FPSゲームをするにおいて、Lowprofileの方が物理的に優秀です。

多数のキー操作を瞬時に押し換えて戦うFPSゲームでは、出会い頭や咄嗟のキー変更が多く発生します。
その際にストロークが短い程、次キーへの移動距離短くなるため、一部の場面ではストロークが短い程アドバンテージになります。(スキル操作中・1,2などで武器チェンジの操作変更などなど)

さらにはストローク量が減る分、単純に手の運動量が減り疲れにくく、使用者によっては腱鞘炎のリスクが下がるといったメリットもあります。

しかしロープロファイルにすると、打鍵感[キーを押している感]が薄れて、コダワリが強い人にはストレスになりかねません。使いたい人は上部の使用感を見て見極めましょう。

まとめ

より疲れにくい、FPS向きのキーボードにカスタマイズしたい場合は、安価で手に入りやすい超優秀アイテムだと思います。

素材的にも磁界を遮りにくい物を使用していて、実際に使用してもゲーム内で[精度が落ちて反応しない等]のハプニングが起きたことは一切ありませんでした。
しかし、JADEは使用中問題は起きずとも、元々ナイロン素材で塞がれている底の部分をさらにスペーサーで塞いでしまうので、精度が落ちる可能性があがります。そこは気を付けましょう。

個人的には2.0㎜をLekkerスイッチやGateronスイッチに使用するのが良いと思います。

通常モデル

価格:1,870円

微調整用

価格:1,100円~

全種類パック

価格:4,950円

以上。

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