X-raypad Heavy Bee レビュー

今回はX-raypadが2年近くかけて開発したマウスパッドをご紹介していきます。
2重構造になっており、滑りと止まるの両立を目指したマウスパッドに仕上がっています。
ちなみに1枚(赤)は製品提供ですが、良すぎて2枚目(黒)は自腹購入しています。

提供:X-raypad

X-raypad HEAVY BEE

価格:$27.9~$42.9

目次

はじめに

X-raypadが2022年末から開発を始めたHeavy Beeは、プロゲーマーやレビュワー等の様々な意見を取り入れて2024年半ばに登場しました。
個人的に気に入り、自腹で2枚目を購入するなど、他とは違った仕様&滑りのマウスパッドに仕上がっています。

X-raypadは柄によってスピードが変わるなど、少し癖がある為注意
現状、公式サイトでしか購入できずふもっふのおみせ等では取り扱い無し

サイズ/厚さ
サイズ/横×縦
厚さ:4㎜
360×300㎜/450×400㎜/500×500mm
素材布(一部ポリエステル??)
耐湿性下面は湿気に強くない
ベース(滑止)ハニカム形状ポリウレタン
カラーブラック/レッド/アニマル柄/アニメ柄
硬さSoft/Xsoft

デザイン

同梱物

Heavy Bee

マウスパッドは丸めて梱包されてきます。

出来て直ぐ出荷された提供のレッドは巻き癖が無かったのですが、ブラックは恐らく製造から出荷まで時間がかかったのか、地味に巻き癖が付いていて取れるのに10日程かかりました。

デザイン

両方とも無地の物になります。

表面にはBeeの名前の通りハニカムの模様があり、かなり細かく織られていることが分かります。
集合体恐怖症の人はちょっときついかもしれません。

右下にロゴや社名が縦に記されたPulsarっぽい仕様に、タグが内側に取り付けられている仕様。
正直、このタグは外に出さんかいの一言に尽きます。

底部もハニカム仕様で、尚且つポリウレタン素材を採用しています。(日本製の表記は無いので中華製かと。)
張り付くレベルの滑り止めで、動く事は一切ありません。所々にX-raypadのロゴがありオシャレ。

ステッチはしっかり表面より低く縫われていて、引っ掛かる事は無いです。
REDは2カ月近くCODなどでハード目に使いましたが、ほつれる事は一切ないです。

滑走面・操作感

滑走面

滑走面はハニカム状に織られた上面と、縦横に均等に織られた下面に分かれた仕様です。
上下2層の構造になっており、指で触ると2層の高さの違いが少しだけ分かります。


下面の布素材とハニカム上面の布素材に恐らく違いがあり、ハニカムの方が光に反射するような素材になっています。
ですので、〈はじめに〉にも書きましたが、上:ポリエステル? / 下:布になってるのかなと思います。

操作感

X-raypad公式から抜粋

注意しなければいけないのが、無印か絵柄アリかでスピードがソコソコに変わるという点。
公式のHPに、無印がコントロールタイプ、絵柄の付いた物は少し速くなると記載があります。

柄や色によってスピードが変わるのは仕方がない事で、熱転写という印刷技術の為、表面の滑りが少し変わるみたいです。vaxeeでも絵柄の有無で同じことが起きます。

滑りは、初動軽めのバランスコントロールな滑りのマウスパッドに仕上がっています。
しかし、操作主によっては滑って止まるが実現できる2重構造が特徴です。

荷重をかけた際に、下の層に着地して接地面が大きく増え、摩擦がかかる仕様

荷重をかなり抜いた状態で浮かせる様に滑らせると、ほぼ上面(ハニカム面)だけを滑らせることもでき、上面だけなら結構滑り易いです。(スピードバランスタイプ並に滑る)
荷重をかけた際に、下面に到着することで接地面積がかなり増えて、摩擦が大きくかかり、止めが結構し易くなります(バランスコントロール)
止めエイム時にはクリックタイミングで、摩擦が大きく増えて止め易くなるように感じました(WLMOUSE SwordX-Omronスイッチを使用)
なおかつ、滑り出し(初動)も荷重を掛けなければかなり軽めにもできる為、操作主の技量がかなり試されるマウスパッドだと思います。

荷重を抜いて滑らせるとハニカム面の少しザラザラ?ゴリゴリ?とした硬めの軽い操作感で、荷重をかけるとゴリ×ヌッとした摩擦を感じつつも凹凸がある様なかなり特殊な質感の操作感です。

滑って止まる構造で作り出したかったのかな?と感じました。

ソール相性

・比較的サイズの大きい物(8㎜以上推奨)
・エッジの処理がしっかりされた物

・小さすぎる5~7㎜のソールはハニカム面に引っ掛かりを感じる
・エッジ処理が(角の取れてない)不適切なソールは、引っ掛かりが大きい。
・厚いソール(厚さ1㎜等)だと表面に高低差があるため、LODの調整が必要(1~2㎜に設定)

おすすめ
・REJECT 8㎜径ソール(今後発売)
・Corepad 8~9㎜ソール
・Artisan 8㎜ 水蜘蛛 フタエ(今後発売)
・半月や四隅タイプのソール(エッジ処理ソコソコ良い物)

注意事項

・絵柄と無印で操作感が大きく変わる可能性アリ。
・表面自体に高低差があるため、荷重抜く人はソール選びに注意
・荷重の掛け方で操作感が大きく変化するので、技量は求められる
・今のところ公式で買うしか方法が無い

終わりに

今回はX-raypadのHeavy Beeをご紹介してきました。
ハニカム上面×均等に織った下面の布層が今までと違った操作感になっており、構造的に滑りと止めを可能にしたマウスパッドです。
しかし、ソール相性があったり、柄で操作感が変わったりと、少し玄人向け気質なところもある為、注意が必要です。

荷重を抜けるプレイヤーや、新しい操作感の表面を試したい人はぜひチェックしてみてほしいマウスパッドです

X-raypad HEAVY BEE

価格:$27.9~$42.9

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