今回はZOWIEから登場したXL2566X+をレビューしていきます。
ZOWIE
XL2566X+ :¥129800
はじめに
2023年から改良版として登場しているXL25–Xシリーズ。以前のXL2566Kは360Hzモニターとして登場しましたが、今回はさらに進化し400Hzへ対応しました。
XL2566Kは2024年Valorant大会で使用されたモニターとして非常に有名で、コチラのモニターはその後継機に当たるモニターです。
モニターとしては順当な進化で、大きな変化はありませんがより洗練された印象です。
今回のXL2566X+もTNパネルになっており、現状1番残像が起きにくいモニターパネルという事で、FPSに最適なモニターになっています。
今回の大きな変更点
・360Hz→400Hz
・より残像感を低減するDyAc™2
・Xシリーズからの新筐体
・Auto Game Mode
概要
スペック
XL2546X | XL2566K | XL2566X+ | |
---|---|---|---|
モニターサイズ | 24.5 | 24.5 | 24.1 |
パネル | TN | TN | TN |
リフレッシュレート | 240Hz | 360Hz | 400Hz |
解像度 | FHD〈1920×1080〉 | FHD〈1920×1080〉 | FHD〈1920×1080〉 |
コントラスト | 1000:1 | 1000:1 | 1000:1 |
輝度 | 320nits | 320nits | 320nits |
黒挿入 | DyAc™2 | DyAc⁺™ | DyAc™2 |
重量 | 6.1㎏ | 6.2㎏ | 5.8㎏ |
入力端子 | DP1.4,HDMI2.0×3 | DP1.2,HDMI2.0×2 | HDMI 2.0 x3 / DP 1.4 |
Video profile sharing | XL Setting to Share™ Auto Game Mode | XL Setting to Share™ | XL Setting to Share™ Auto Game Mode |
モニタースタンド土台サイズ | 232 x 178mm | 260 x 178mm | 232 x 178mm |
同梱物
・モニター&スタンド
・説明書
・Display Port ケーブル
・HDMIケーブル
・電源ケーブル
・XS250 (モニター設定用リモコン)
・アイシールド
デザイン
XL2566X+は24.1インチのモニターで、前作より表記が小さくなっていますが正直誤差です。
今回もベゼルが太いデザインが継続されていて、細いベゼルよりも耐久力は高いです。
絵画の額縁が太いと絵に集中しやすいという結果から、モニター縁が太いデザインにされています。
前作XL2566Kよりもスタンドが小さくなり、デスクサイズによっては500×500のマウスパッドも置けます。
通常は下から挿すケーブル類が、背面に付く事で取り外しが非常にし易いです。
チルトや上下調節はしっかりできます。
設定メニュー変更
ZOWIEのモニターは設定項目が多いので、必須設定のみを紹介します。
Black eQualizer
-暗い部分を明るくしてくれる設定
明るい部分はあまり変わらないので、暗所の見えない敵が見やすくなる
Color Vibrance
-色の彩度を変更する設定
詳細定義
-Color Vibranceで色味を細かく設定できる
〈R/G/B/C/M/Y〉が変更可能
DyAc™ 2
-残像をさらに低減できる黒挿入機能
プレミアムにするとオーバーシュートが発生しやすい為、高をおすすめします。
AMA
-他メーカーではオーバードライブと呼ばれている機能。
設定すると応答速度が向上する。一定数以上上げるとオーバーシュートが発生しやすくなるので注意。
DyAc™2
ZOWIEの新しくなった黒挿入機能〈DyAc™2〉
黒挿入とは?
フレーム間に黒画面を挿入することで、液晶特有の残像感を軽減する機能
・残像感を更に低減できる
・輝度が僅かに落ちる
・目が疲れやすくなる
左:DyAc™2 ON (高)———————————— 右:OFF
DyAc™2は、液晶モニターのバックライト位置を見直し、左右からライトを照らすことで、よりバックライトの黒挿入を調節しやすくなりました。
又、他社モニターと比べて、輝度が落ちにくいのも良い点です。(若干は輝度落ちます)
Auto Game Mode
XL Setting to Share™に新しく追加されたAuto Game Modeが便利です。
Auto Game Modeは起動するゲームに応じて、勝手に色味や明るさDyAc™2のON/OFFを切り替えられる機能になります。
設定したいゲームを選択
保存してあるカラーモードを選択
DyAc™はこれまで、いちいちリモコンや背面ボタンでの切り替えをしなければいけない、めんどくさい機能でしたが、このAuto Game Modeにより自動的に変更可能です。
XL Setting to Share™
XL Setting to Share™を使用する事で、友達や他の人の色味や明るさの設定を使用/共有する事が出来ます。
↓ファイルをドラッグアンドドロップする事で、他の人の色味を簡単に割り当てが可能。
↓ファイル名を好きな名前で入力➡エクスポートで、他の人に共有することも可能です。
(ギガファイル便/Googleドライブでシェアがオススメです)
まとめ
今回はZOWIEから登場したXL2566X+を紹介していきました。
プロゲーマーがかなりの数使用しているXL2566Kの後継モデルとして、順当な進化を行いました。
(XL2566Kは2024年Valorant大会で使用されたモニターとして非常に有名で、コチラのモニターはその後継機に当たるモニターです。)
最近540Hzの上位モニターがZOWIEから出ておりますが、価格が高い為こちらに人が集まりそうな気がします。
しかし、やはりTNパネルで12万円台という価格が購入のネックです。
今はOLEDパネルの存在が大きく、価格で言えば360HzOLEDモニターと大差がなく、Valorantの大会では現在XL2566Kが使用されていますが、APEXの大会ではOLEDモニターが採用されだしました。
今後、TN派かOLED派かで派閥が分かれる気がします。
私もそろそろZOWIEさんにOLEDモニターに取り掛かって欲しい気持ちでいっぱいです。
ZOWIE
XL2566X+ :¥129800
end