FPSゲームの最適なデスク&椅子の高さ

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ゲーミングデバイスやFPSゲームでのエイムにおいて、あまりデスクやチェアの高さについて語られることはありません。
しかし、デスク&チェアが合わなければシンプルに体への負担になりますし、エイム時の体の軸がブレるなどの弊害が大量に起きます。

ある意味一番気にしなくてはいけないデスク周りのアイテムがデスクやチェアになります。
今回はそんな重要アイテムがあなたに合うような調整方法をお伝えします。

※独自の感想や持論を含みます

目次

市販のデスクの高さが合わない理由

実は市販されているデスクのほとんどが、PC操作時にはほとんどの日本人には合わない高さになっています。

市販されているデスクのほとんどが、JIS認証を通った70~72㎝のデスク高になっています。

一見、国が定めたのならその高さが安牌と考える方は多いと思いますが、これは元々1970年代のPC機器が普及する前の、男性の平均身長などを基に定められた規格で、PC作業には向かない筆記に最適な高さになっています。
2011年にも平均身長が伸び、高さ70➡72㎝に改定されましたがPC作業向きとは言えません。

そもそも高さ72㎝~74㎝のデスクはヨーロッパで広く採用される高さと同等です。
ヨーロッパの方々の平均身長はWHOの研究によると180㎝です。
平均身長170㎝程の日本人と平均が約10㎝違うのに、果たして日本人の半数以上に最適な高さと言えるでしょうか?

身長が180㎝近い方はPCデスクにおいて、市販の物でも最適な高さと言えるかもしれません。

デスク&チェアの高さが合わないと起こる弊害

やはりサイズが合わない事による健康面への弊害は大きいです。

・首/肩こり
・目の痛み/頭痛
・上記による精神疲労
・姿勢が悪くなる
・血行不良 など

そして大事なのはここから、エイムへの弊害も起きます

・体の軸がブレやすく、体に力が入れにくい
・長時間プレイによる姿勢の悪化
・毎回エイム時の姿勢が変わる など

まず多くの人が行う行動が、【チェアの高さを上げてデスクに高さを合わせに行く】かと思います。
そこで床に足がベタ付けできないといった事象が起こります。

主に対人スポーツでは、片足だけでも足が地面に付いた状態で、体に軸がある状態で重心移動等が起きます。
柔道等では踵が浮いた状態だと、重心を崩しやすく、かなり投げやすい状態でもあります。
デスク上でも同様で、

両足がしっかりついていない=力が逃げやすく上半身がブレやすい、動きにズレが起きやすい状態になります。

エイムの際にズレが起きやすく、パフォーマンスが良いとは言えません。
と言うよりかは、毎回コロコロ姿勢が変わっていては、[神エイムを目指したい]人にとっては、エイム練習の効率が恐ろしく悪いです。

長時間座り続けるからこそ最適を求める事は非常に重要です。

最適なデスク&椅子の高さを知る方法

最適なデスクや椅子の高さを簡単に表すならば、体の部位に負担がかかりにくい高さです

肘・ケツ・膝が90度になっている姿勢
・アームレスト or 天板に腕を乗せた際に
に負荷がかからない
・つま先~踵までが床にベタ付け状態

この姿勢を保てる高さこそ、理想の高さかと私は考えています。
正しい姿勢をなるべく崩さない状態を保つことで、身体に負荷をかけず、パフォーマンスを落とさず、効率良くエイムやPC作業を行えるかと思います。
更に、血流を良くする事で、心肺系の器官にも良い影響を及ぼし、呼吸や筋肉のパフォーマンス向上にも繋がる為 、心身ともに影響があります。

そしてもちろんこれは、ある程度の指標でありベースになる高さです。
ここから自分のエイムスタイルに合わせて、高さを若干上下するのも有りかとは思います。

こちらのBauhutteさんのサイトに、椅子や机のおおよその最適な高さを算出してくれるページがあり便利なので、参考にするのもありだと思います。[自分の身長÷2.53くらいで最適なデスク高が計算されています。
あくまで1つの目安であり体格によって前後することはあります。

あまりデスクや椅子の高さの話題が上がることはありませんが、シンプルに健康面にもかなりの影響がでるアイテムです。気にしたことのない人はぜひ一度調整を!

まとめ

多くの人が気にしつつも中々変えられないアイテムこそがデスクです。
価格や使用していたデスクの処分など、様々な理由で買い替えが難しいデスクアイテムの王者と言っても過言ではありません。

個人的には高さ60㎝以下から調整できるような昇降式のデスクがおすすめです。
しかし昇降式デスクは基本的に、全て高価なため中々振り切れないアイテムです。
そういう場合はフットレストで足元の高さを稼ぐという方法があります。
[フットレストも床と並行に調整できるタイプがおすすめ]

終わりにはなりますが、デスク環境は明確な答えがあるわけではなく、人の体格や体質によって様々です。
ぜひ自分に合ったデスク環境を構築してみてください。

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