YAMAHA ZG02レビュー

今回はYAMAHAから登場したゲーマーの全てを叶えるミキサーを紹介します。
サンプル提供:YAMAHA

YAMAHA
ZG02 ¥:20300

目次

はじめに

YAMAHAからこれ1個で何でもできる系のミキサーが登場しました。
イコライザー・XLRマイク使用にマイクエフェクト等々、驚くほどなんでもできるのに2万円ほどで買える高コスパなミキサーになっています。
配信&イコライザー&簡単な音量調整の機能などを求めるなら現状コレ1択だと思います。

同梱物

ZG02

USB-A to C

スペック

48Vファンタム電源にも対応しているので、コンデンサーマイクを使用する事が出来ます。

デザイン

前作ZG01からはボタン数などが減りコンパクトになりました。
1つだけ微妙な点として指紋がとても目立ちます。かなり簡単に指紋が付くので要注意です。

フロント部分に3.5㎜のイヤホンとマイクのジャックがあります。

背面には、PC/コンソール機器に接続するUSB-Cポート、スピーカーに音を流す3.5㎜端子、XLRマイク端子

操作性

パット見でなにができるのか簡単に見分ける事が出来る、デザインになっています。

①マイクボリュームの大まかな調整
②マイクミュート
③48Vファンタム電源
④マイクボリューム
⑤ヘッドホン・スピーカー出力の切り替え
⑥ゲームのイコライザー等のON/OFF
⑦マイクのエフェクトON/OFF , 又は、モザイクのピー音として使用する事も可能
⑧マイクエコー[押している時のみエコーON]
⑨自分の声のボリューム調整〈ゲーム音などがあっても自分の発する声を聴く事が出来る〉
⑩ボイスチャットなどのボリューム調整
⑪ゲーム音のボリューム調整

音質

音質はクリアで配信や音楽視聴もできるクオリティです。

音の傾向自体も、イコライザーなどをかける事が出来るため、自分の好きな音に変更ができます。
敵の足音を増幅したい人も又、イコライザーがかなり有効です。

マイク音質

ミキサー兼エフェクター的な立ち位置で2万円ほどと考えればかなり良い音質です。
他のノイズゲートをかけても音質の大きな劣化は見られず、配信や動画投稿でも使えるクオリティです。
エコーなど変なエフェクトをかける事も可能。

ヘッドホンのマイク端子を刺すでも良いのですが、ヘッドホン付属マイクとXLR端子接続では天と地ほどの差があるので、VCをする際にもXLRマイクを使用する事をおすすめします。

ZG02×Universal Audio/SD-1 ダイナミックマイク

ソフトウェア

このミキサー出来る事が多すぎる。

・ZG SURROUND
・FOCUS MODE/EQ
・3D CHAT SPACE
・ボイスチェンジャー
・トランシーバー/ラジオボイスなどなど

ホーム画面[右側]

ZG02でできるON/OFFや調整と同様の操作が可能

Mic settings
GATE
:設定した音量以上の音が鳴った時のみマイクに音が乗る機能。[例.マウスクリック音はマイクで拾わない様に設定できる]

COMP:小さい音を大きく。大きい音を小さくして声を聴こえやすくすることができる。

EQ:特定の音の帯域を上げて、特定の音だけをボリュームUP/DOWNすることが出来る。EDITという個所で細かく設定できる

LIMITER:大きい音をボリュームDOWNすることができる(叫び声など)

マイクエフェクト

ONにすることでラジオ声やモザイクのピー音など様々カスタマイズが可能です。
エコーをどれくらい掛けるかも3段階で調節できます。

マイクエフェクトはEDITでかなり細かく調整ができます。声のピッチを変えて女性ボイスにしたり、声にリバーブ[反響]を与える事ができます。

ゲームエフェクト

ゲーム音にEQをかけることが出来る。
かなり細かくEQが掛けられるので、FPSゲームでの足音増量におすすめ。
🔻EDITから更に細かい設定が可能🔻

ZG SURROUND

いわゆるバーチャルサラウンド機能で、独特の空間音響を再現。最近のサラウンド同様にかなり自然なサラウンド。

3Dチャットスペース

ディスコードなどのボイスチャット音をどの位置から流すのかを調整できる機能。

FOCUS MODE/EQ

キャラの発する音を抑えたり、環境音のみを強調できます。対戦相手の発する足音の帯域を上げて、足音をより大きくすることができます。

ヘッドホンエフェクト

ゲームエフェクトと出来る事はほとんど同じ。
手元でON/OFFできるか出来ないかの違いなので、こちらをON/OFFしたい場合は基本的に、ソフトウェアを起動しないといけない。
ゲームエフェクトのみ設定で、こちらはOFFのままでも全然アリ。

ヘッドホンエフェクト側のEQはゲームエフェクトのEQよりも調整が効きません。

ソフトウェアが英語表記から切り替えができない点のみ不満点になります。

最後に

基本的なオーディオ操作をほとんどこなしてしまうのに、2万円ほどのこのミキサーは一般ゲーマーから見ても理想のオーディオデバイスだと思います。

微妙な点としては、ソフトウェアが英語から切り替えられない点、本体は指紋がかなり残りやすい点です。

同梱物やボタン数を削りつつも、機能や利便性を残したかなり高コスパなアイテム。是非触ってみてほしい。

YAMAHA
ZG02 ¥:20300

end

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