今回はZowieから登場したU2をレビュー
サンプル提供:Zowie e-Sports Japan
Zowie
U2
価格:¥19800
はじめに
今回Zowieは全く新しい新形状のwirelessゲーミングマウスU2を発表しました。
個人的にここ最近出たマウスの中で一番好みな形状をしたゲーミングマウスに仕上がっています。
概要
スペック
素材 | プラスチック |
---|---|
重量 | 60g |
サイズ | 124×65 ×38mm |
センサー | Pixart3395 |
DPI | 400/800/1000/1200/1600/3200 |
ポーリングレート | ~1000Hz |
ボタン数 | 5つ+底2つ |
メインスイッチ | メカニカル |
同梱物
・マウス本体
・USBワイヤレスレシーバー
・エンハンストワイヤレスレシーバー
・充電ケーブル[シリコンっぽく柔らか]
・データ転送 兼 充電ケーブル[布巻き]
・マウスソール
・説明書など
デザイン
カラーリングは現状1色でブラックのみになります。
掌部にはZowieのロゴ
フロント側の赤い線が特徴的で、ここから無線を飛ばして接続しています。
スイッチのシェルが分かれておらず、上部のシェルが1枚で形成されている。
ビルドクオリティ
今作は60gとZowieのマウスの中では最軽量で、若干の心配もありましたがクオリティは全く落ちる事無く非常に高精度に作られています。
軋みやタワミが起きる事はなく、滑らかな手触りになっています。
底面を強く押すと前作EC-CW同様に、マウス中のスイッチが反応しクリックされます。
ただこれは恐らく、クリック部~掌に当たるシェルが繋がっているので、しなりやすくスイッチが押されているのが原因と考えられます。
操作中にクリックが誤爆されるという事は一度も起きたことはありません。
コーティング
マットなコーティングになっており、マウスコーティングの中ではトップを争う滑りにくさになっています。
汗をかいてもグリップ力があり、汗っかきでなければグリップテープもあまり必要としません。
しかし手跡や脂汗は残りやすく、かなり目立ちやすいです。目立ちやすさも又トップレベル。
気になる人はグリップテープなりを貼ると、手跡が付きにくくなると思います。
形
今回は全く新しいデザインで、縦横への動きやすさを追求したゲーミングマウスに仕上げてきました。
ひょうたん型でフロント側がかなり細いのが特徴です
SクローンのHELIOSⅡと比べても、かなり先が細い形状になっています。
後ろコブでつかみ~つまみに適した形状です。
弱めの逆ハの字。Zowie SやSoraV2よりも緩い角度ですが、持ち上げる際に指の引っ掛かりを若干得られます。
Fantech HELIOS Ⅱ PRO
Ninjutso SORA V2
Pulsar X2
ZowieのSに傾向としては似つつも、全然違った持ち心地になっています。
U2は脱力した手の形に沿った形状で、S形状は手や指をしっかり曲げて持つ持ち方に合っていると思いました。
U2
Fantech HELIOS Ⅱ PRO(Sクローン)
持ち方との相性
後ろコブ形状の為、基本的にはつかみ~つまみ持ち向きの形状になっています。
かぶせ持ち
後ろコブの為、純粋な被せだと指が浮きやすいです。かぶせ寄りの掴み持ちであれば対応しています。
掴み持ち
脱力した持ち方との相性が非常に高く、クビレ・逆ハの字・後ろコブの形状がかなり持ちやすく、手のなじみが非常に良いです。
つまみ持ち
クビレに親指と薬指と小指がフィットし逆ハの字も相まって、絶妙なフィット感を生み出します。
今作は重量も軽量なため、つまみでも扱いやすい。
ボタン&ホイール
メインにはメカニカルスイッチを採用していて静かながらしっかりとクリック感があります。
プリ[動作距離]&ポストトラベル[総距離]共に浅めなのでゲームに適したクリック感です。クリッキーな感触と反発は強めで、押し込みがやや重めなクリック感に仕上がっています。
サイドにはメカニカルスイッチでプリトラベル[動作距離]はやや浅め。ポストトラベル[総距離]は普通です。
クリック感は非常に良く反発力もあります。サイズが大きいのもGOOD。
ちょうどボタンが窪みの上にあることで、サイドボタンが非常に押しやすく、サイドボタンを押すために手を無理やり曲げなくても押しやすいです。
サイドボタン下の空間が狭めなため、指が太めの人は干渉する恐れあり。
ホイールは音量が少し大きく、ゴリゴリと音が鳴ります。
軽い力で回転させることができ、ホイールクリックも軽めの押し心地です。
ノッチ感は1回1回が大きめなので武器チェンジで誤爆する事は少ないです。
バッテリー
バッテリー駆動は1000Hz駆動で70時間です。
最近のマウスと比べるとやや短めなので、充電ドック付きのワイヤレスレシーバーを使用する事で解決しやすい問題です。
マウスソール
ソールは上下半月型の形状で、面積がかなり広いです。初動普通、滑りやや遅めなためスピードマウスパッドと組み合わせてもスピードが抑えられるコントロール系の仕様になっています。
初動軽めやスピードを上げたい人はマウスソールの交換を推奨します。
プラグアンドプレイ
プラグアンドプレイとは?
ソフトウェア・ケーブル要らずで、マウス上でDPIやポーリングレートの変更ができる仕様のこと。
プロ選手が大会会場でもソフトウェアを入れずにプレイできる様になる。
Zowieのマウスは基本的にプラグアンドプレイを主体としたマウスになっています。
U2も未だに4000Hzに対応していない為、手元での簡易的な設定変更のみが出来る仕様です。
エンハンストワイヤレスレシーバー
Zowieのワイヤレスマウスにはレシーバーが2つ付属します。
エンハンストワイヤレスレシーバーを使用する事で、電子機器やWiFi機器が近くにあっても電波の妨害を受けにくく、途切れにくいwireless接続が可能です。
デスク付近にWiFi機器がある人や大会会場に居るプロ向けのアイテムにはなりますが、充電ドックの機能も付属しているため、70時間のバッテリー寿命のこのマウスには必須のアイテムかもしれません。
一般的なデスクで使用する際は小さいレシーバーを使用するのも全然アリだと思います。
まとめ
今回はZowieの新マウスU2をレビューしました。
フロント側がかなり細い新形状のデザインで、個人的に最近のマウス形状で一番好きです。
脱力した手の形に沿いやすく、クビレや逆ハの角度が絶妙で、かなり扱い易いマウスの仕上がりです。
フロント細 & クビレ強と癖強なマウスながら、適度な後ろコブ・逆ハ・尻デカと安定し易い要素も詰まっていて、ぜひ握ってみてほしい形状です。
前作EC-CWは、高い価格と重量70g台で、センサーもPaw3370と古い物を搭載していたため中々手が出しづらい要素がありましたが、U2は60gで軽量化され価格も2万円きる設定で、「これならオススメしやすい」といえるマウスに変わりました。
相変わらず4~8000Hz&光学式スイッチは対応させて来なかったため、まだ乗り遅れている感も醸し出していますが…
Zowieはマウスサイズをいくつか展開する傾向にあるため、今後U1・U2・U3などの小型/大型マウスが出てくるのが楽しみです
Zowie
U2
価格:¥19800
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